「ふたばのかぜ」バンドカラーシャツ(ブラウン)/UNISEX
「ふたばのかぜ」バンドカラーシャツ(ブラウン)/UNISEX
「ふたばのかぜ」は、イトデザインアンドクチュールの田中葉子氏とのコラボレーションで生まれた双葉町をイメージしたカジュアルシャツです。フリーサイズ*でさまざまなスタイルに合わせやすく、独自の設計によって生産工程でのハギレ0%を実現、デザインとサステナビリティを両立。新たな風が吹き、生まれ変わる町のにぎわいにつながることを願い、「ふたばのかぜ」と名付けました。
*バンドカラーシャツはのユニセックスのフリーサイズです。
男性モデル身長:172cm
女性モデル身長:160cm
「ふたばのかぜ」コンビネーションシャツはこちら→
袖を通して、もっと笑顔が咲くように。
田中葉子氏(イトデザインアンドクチュール代表)は、「双葉町の人々や風景を想像しながらデザインしました。このシャツを通じて、笑顔が一層増え、町のにぎわいにつながることを願っています」と述べており、ファッションとしての「楽しさ」と、廃棄される生地を出さないサステナブルなパターンでありながらファッションとしての着る楽しさと喜びを兼ね備えています。ゆったりとしたシルエットが風になびき、風が印象的な双葉町の風景がイメージできます。
☑包容力あるシルエット
ゆったりとしたシルエットにすることでご家族、恋人同士など幅広い世代や性別の方にも着用いただける包容力のあるデザインとなっています。芯地という仕上がりにハリやシルエットを出すためのパーツにも表地と同じ生地を使用することで柔らかく着心地にも優れたシャツに仕上がりました。
☑ゆるやかにカーブしたポケット
ポケットにはシャツの首元から切り出したパーツを使用しています。アシンメトリーでゆるやかにカーブしたポケットがやわらかい雰囲気に。
☑背中のプリーツ
たっぷりと生地を使っているのにもたつかない、その秘密が背中のプリーツ。裾にかけてゆるやかに広がるので、一つの服で体形の変化や、様々な体型の方をカバー。
バンドカラーシャツにはボックスプリーツ。立体感のある後ろ姿に。
☑メタルボタンでお洗濯も安心
軽くて丈夫な金属製のボタンを使用しています。標準的なシャツのボタンよりやや大きく、留め外しもしやすいです。ビンテージ感のあるボタンがアクセントになっています。
☑生地の端まで使って着心地すっきり
通常は捨ててしまう、生地の両端の「耳」。
着ているときには見えませんが、裾の内側は耳をそのまま使用しています。生地が強く織り込まれているのでほつれの心配なく、縫製で折り込む必要がないので段差がなく着心地よく仕上がりました。
☑「バンドカラーシャツ」はアウターとしても活躍
一枚でシャツとして着ることはもちろん、シャツアウターとしてもしっくりきます。コットンでさらりとしたシャツは、軽く一枚羽織りたいときにぴったり。
両裾には大き目のパッチポケット
☑変えられるシルエット
裾に取り付けられたボタンを留めることで、シルエットに丸みをつけることもできます。
「ファッションとして楽しく」かつ「ハギレ0%」への追求
一般的なシャツづくりにおいては、体へのフィット感や着心地、立体的なシルエットを出すために、多くのパーツが曲線的にデザインされています。それによってパーツ間にすき間が生まれ、結果的に15%前後のハギレが出てしまい、それらは廃棄対象となってしまいます。当社ではこれまでもハギレを重ね合わせてつくる「スラッシュキルト」やクッション材としての活用などを行ってきました。23年7月開業のひなた工房双葉では開発商品第一弾の「ラップネック&大人タートル」に続く第二弾を企画する中、数々の受賞歴を持つイトデザインアンドクチュール代表 田中葉子氏にハギレの出ない新しいパターン設計を依頼。同氏とひなた工房双葉のコラボレーションシャツ「ふたばのかぜ」の開発がスタートしました。ファッションアイテムとしてのデザイン性を重視しつつ、直線的なパーツを組み合わせて生地の端まで使用し、本来別素材を用いるハリやシルエットを出すためのパーツにもシャツ本体と同じ生地を用いることで廃棄ゼロを実現しています。
「ふたばのかぜ」の型紙
一般的なシャツパターン。曲線的なパーツが多く、黒く残っている部分はハギレとなり廃棄対象に。
一般的なシャツ一着をつくるのに発生する残布
福島の震災復興の取り組みとして
ハギレのでないシャツが縫製されるのは2023年7月福島県双葉町にオープンしたひなた工房 双葉。復興・再生に取り組む町で、衣料品の再生に取り組んでいます。ひなた工房双葉では、田中氏のパターンをもとに、シャツ内側の見えない部分までも美しい仕上がりになるよう、縫製仕様を考え仕上げています。この「ふたばのかぜ」は、「ひなた工房 双葉」の開発商品第二弾です。開業当時
5 名だったアトリエスタッフは、24 年3 月現在で7 名となり、双葉町の復興とともに、少しずつ成長をしています。新たな町づくりに取り組む双葉町のアトリエから、これからも新しい商品の発信を続けてまいります。
ひなた工房双葉にて「ふたばのかぜ」の縫製方法についてミーティングをしている様子
シャツづくり84年の技術をこめて
ひなた工房双葉を運営するフレックスジャパン(株)は、1940年創業のワイシャツ専業メーカー。着心地がよく高品質なシャツにこだわってものづくりを行っています。ワイシャツはパーツ数が多く縫い合わせる箇所も多いため、薄地でごまかしがきかない縫製の技術がその仕上がりにはっきりと表れるアイテムです。ひなた工房双葉はそのシャツづくりの理念や技術を受け継ぎ、「ふたばのかぜ」を縫製しています。
デザイナー / パタンナープロフィール
イトデザインアンドクチュール代表
田中葉子
1999年より静岡市に注文服のアトリエを構える。
日常服・舞台衣装・婚礼衣装・映画衣装などの服飾デザイン制作、オリジナルブランド製造卸小売のほか、イベント空間構成等、布を手掛かりに服飾のジャンルを越えて様々な協業に携わる。
パターンメイキングを担当したシャツ「new pattern」にて、2018年、iF design award受賞。2018年、DFA Design for Asia Awards銀賞受賞。2020年、Red Dot Design Award受賞。
-------------------------
【商品番号】GKJF30-02
【素材】綿100%
【カラー】ブラウン
【サイズ】フリーサイズ(UNISEX)
【サイズスペック】着丈:69cm / 袖丈:53cm / 肩幅:58cm / 身幅:140cm / 首周り:42㎝