2024年3月10日(日)、福島県双葉町の旧双葉駅舎にて、「ひなた短編文学賞朗読音楽会」を開催致しました。当日は双葉駅前ロータリーで(ー)LOVE FOR NIPPONによる「ただいま、おかえり 双葉まちキャンドルナイト」が行われ、多くの方々にご来場いただきました。
この朗読会では、昨年開催した「ひなた短編文学賞」の受賞作品17作品から選ばれた6作品が、朗読家の吉史あんさんによって朗読されました。さらに、ボサノバデュオ「スナノツカ」によるオリジナルのボサノバ音楽が奏でられ、幻想的な雰囲気の一夜となりました。
今回の会場は、双葉町ならびに(ー)ふたばプロジェクト様のご協力により提供いただいた場所で、東日本大震災以前はJR常磐線双葉駅として利用されていました。朗読、演奏の背景には双葉駅のホームが見え、そこへの電車の往来から町の復興を感じることができました。この場所は現在、町の休憩スペースや情報発信拠点として、毎日開かれています。
この場をお借りして、ご来場いただいた皆様、関係者の皆様、そして応援してくださった方々に心から感謝申し上げます。今後も双葉町の再生の一助になれるよう取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【開催概要】
- 公演名:ひなた短編文学賞 朗読音楽会(事前申込不要・無料観覧)
- 開催日時:2024年3月10日(日)18:30~19:30
- 開催場所:旧双葉駅舎(〒979-1471 福島県双葉郡双葉町長塚町西39-2)
- 出演者:吉史あん(朗読家)、スナノツカ(ボサノバデュオ)
- 共催:フレックスジャパン株式会社 / 一般社団法人日本メンズファッション協会 / 一般社団法人 日本朗読検定協会 / 双葉町
- 協力: 一般社団法人 ふたばプロジェクト
【朗読作品(全6作)】
- 『逆メタモルフォーゼ』 - 辻内みさと
- 『Reincarnation』 - 流灯祭
- 『可愛がってください』 - 田原にか
- 『焦げ跡』 - 彼方ひらく
- 『愛を紡ぐ細胞』 - 蒼月友
- 『父のサムシングブルー』 - 寿すばる
【出演者プロフィール】
- 吉史あん(ナレーター・朗読家):1975年茨城県出身、埼玉県在住。キャラクターボイスや企業動画のナレーションなどを制作。朗読の企画、演出、出演も行う。前職は看護師、保健師として国内外で勤務。ウェブサイト: 吉史あん
- スナノツカ(ボサノバデュオ):ボーカルの砂貝(すながい)、ギタリスト・作曲家の塚(つか)によるデュオ。東京・埼玉・千葉・群馬・新潟などで精力的にLIVEを展開。全曲オリジナルボサノバアルバム「らたらぱ」を配信中。ウェブサイト: スナノツカ
朗読作品を含む「ひなた短編文学賞 受賞作品集」はこちらから入手可能です。ぜひご覧ください。