2月末日、双葉町産業交流センター前にて、双葉町の主催による、トヨタ自動車製の小型モビリティ試乗会&意見交換会が開催され、当社からも参加して参りました。
令和7年度の完成を目指し整備を進められている「福島県復興祈念公園」において、広大な敷地内の移動手段として、モビリティの導入が検討されています。本企画では、実際に小型モビリティを体験し、乗り心地や活用に関する意見出しのほか、双葉町の復興についての提案などもあり、大変活発な意見交換会となりました。
今回、試乗体験させていただいたのは、トヨタ自動車製の「C+walk T」。
軽量かつ、取り外し可能なバッテリーにより走行するもので、そのバッテリーでは「C+walk T」以外にも、様々な機器で使用できることを目指しており、無駄のないものづくりの実現を推進しているとのこと。この試乗車は、福島トヨタ自動車株式会社様の協力により用意されたものでした。
操作はとても簡単で、両手元についたアクセル(親指部分)を押すと走りだし、自転車と同じ要領でブレーキをかけることができます。最大速度は6km/hに設定されていて、通常では小走りくらいの速度。この日は晴天ということもあり、やさしく風を切りながらの走行はとても気持ちが良かったです。
方角は少しずれていますが、先述の「復興祈念公園」はこの沿岸部につくられます。
福島県復興祈念公園パース図(東北国営公園事務所HPより引用)
2011.3.11に発生した東日本大震災での被害者の追悼と鎮魂のための場所。
心地よい海風を感じながらの、あの日を忘れることなく心に刻む場所として、たくさんの方が訪れる公園になりますように。